毎晩繰り広げられる私と息子の静かで小さな闘い。時にベビーサークルに撤退する。

この闘いはいつから始まったのだろうか。「彼は一方向にしか進まない」という最初の読みは当たっていたのだ。しかし、日々進化し続ける彼が多方向へと転がる技を編み出してからというもの、毎日違った戦略で攻めてくるようになった。私は為す術もなく、時にベビーサークルへと本拠を遷す。 これは、父と子の『敷布団の取り…