その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選 - マリー・ルイーゼ・カシュニッツ/酒寄進一 編訳|東京創元社
その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選 兄は船旅に出る妹を見送ったが、それは彼女が乗る予定の船ではなかった。ひと月後、妹から手紙が届く。彼女は、その船では日付も時刻も現在位置も確認できないと書いていた。手紙を読み進めるにつれ、その内容はさらに常軌を逸していき……(「船の話」)。