水使いの森 - 庵野ゆき|東京創元社
水使いの森 水使い、それはこの世の全ての力を統(す)べる者。水荒れ狂う森深くに棲む水蜘蛛族(みずぐもぞく)の女タータは、砂漠で少女を拾う。彼女は砂漠を治めるイシヌ王家の双子の片割れ、ミイア王女だった。跡継ぎである妹を差し置き水の力を示したミイアは、国を乱すことを怖れ城を出てきたのだ。