異伝ブルーメンリッター戦記 第63話 主人公しか知らない物語

戦いの頻度が少なくなっている。魔人軍からの攻撃が減っているのだ。いよいよ撤退したのか、と喜んだローゼンガルテン王国軍であったが、さすがにそれは甘い考えだった。偵察で飛ばした飛竜は魔人軍の存在を、それも依然として大軍であることを確認して帰ってきた。 落胆するローゼンガルテン王国軍、といってもジグルスた…