奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第3話 巻き込まれ、なのか?

その時は突然訪れた。まったく望んでいない事態だ。学校の食堂で自分はいつものように友達のコルテスと雑談をしていた。入学してひと月以上が経っても、未だに話し相手はコルテスだけ。これは自分の不徳の致すところだろう。きっと人との接し方が、どこかおかしいのだ。 だが、こんな事態を迎えるのであれば、知り合いはコ…