奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第44話 交渉

魔物の脅威は去った。それは喜ぶべきことだ。だが新たな恐怖が私の心に広がっている。本来は。このような思いを抱くべきではない。彼らには感謝しなければならない。我々を、町を救ってくれたのは彼らなのだ。 私の正面に立つ黒髪の男。灰色の瞳のせいか、感情が読みづらい。この彼が彼らのリーダー。そう教えられたわけで…