尊氏の太刀 - スマホひとつで手軽にできるマダミスアプリ[ウズ]

足利直冬(あしかがただふゆ)という男がいた。室町幕府を開いた足利尊氏(あしかがたかうじ)の庶子で、稀代の軍才を有していたが、尊氏に認められることなくその生涯を閉じたという、悲運の士だ。 直冬は1349年に長門探題(ながとたんだい)に任じられて備後(びんご:現在の広島県)で善政を敷いた。しかし、彼の養父が…