オッペンハイマーは死神だったか|ちくま学芸文庫|藤永 茂|webちくま

マンハッタン計画を主導した理論物理学・オッペンハイマーは、「原爆の父」と呼ばれています。それゆえ大戦終結後、ヒロシマ・ナガサキの責任を学者として一身に背負うことになりますが、ただ、そこには確実に「ある意図」が働いていました。可能な限りの資料をもとに、政治に翻弄、欺かれた科学者の実像に迫り、これまで…