ことばを食する
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愛すなわち詩 〜「エリュアール詩集」ポール・エリュアール
翻訳で海外の詩を読むのは、じつは微妙な体験です。取説のような文章はさほど問題ないにしても、文学書、特に詩ともなれば、翻訳者の感性というフィルターを通して日本語化されるからです。しかし辞書片手にフランスの詩に立ち向かっても、ネイティブに近い語学力がない限り、頭の中でたどたどしく日本語に置き換えるだけ…