ことばを食する
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涙が出るほど哀くて、笑ってしまう 〜「火花」又吉直樹
お笑い芸への愛情と切なさが、ひしひしと伝わってきました。愛情が深ければ苦悩も深く、文章からは文学への真っ直ぐな思いが漂ってきます。う〜ん、これは心に残る秀作ですね。 「火花」(又吉直樹、文藝春秋)を今ごろ読んで、褒め言葉を並べているのだから、自分に舌打ちしたくなります。5年前に芥川賞を受賞し、純文学…