虹を掛けるために降る雨 ~第2章・歌うたいの猫(4/10)/虹の橋の猫~【猫の絵本】

虹の橋の街に、雨が降る。虹の橋を架けるために。 ――うちの子には別れ際、「虹の橋で、待ってなくていいぞ」と言ってやった。 先に天国にいって、楽しくやっていればいいと思ったからだ。 待っていないとは思うのだが、こんな話ならば待っていてもいいな。