【初めての本格的な飼育】愛を求めて旅立った猫 ~猫を拾うということ(その3)~

文:はくたく さて。ふてぶてしき虎猫・『とりま』の次に俺が出会ったのは、生後二ヶ月ほどの子猫であった。 『とりま』が去って数ヶ月。事故で重傷を負った俺の体もずいぶん回復してきて、飯も普通に食えるようになっていた頃のことだ。 ある日曜の朝。俺は何の気なしに部屋のドアを開けて外を見た。ふと、予感がしたのだ…