ごめんね女王。

5月半ばのある朝、いつも通りに父母の部屋のシャッターを開けたところ、かすかにブブブという羽音が聞こえました。まるでネズミが象に文句をつけたような、静かな朝だからこそ聞こえたレベルのささやかな、それでもはっきりと抗議の声と理解できる鋭さがありました。それが見下ろすような角度で聞こえます。