【書評】松岡亮二『教育格差ー階層・地域・学歴』は、すべての教育関係者に読まれてほしい。

決してエモーショナルな筆致ではない。 感情移入をいたずらに誘う極端な事例もない。 淡々と、ただ淡々と「すでにある」格差を示し続ける。 高尚な理念も、熱い想いも大事だけれど、その前に必要不可欠な「複雑な現実をありのままに見つめるよ」という言外のメッセージがビシビシ伝わってくる。 そんな素晴らしい1冊に出会…