六甲山、表から登るか裏から登るか(前編)

正月も明け、日常の忙しさも戻ってきた。そんな肌寒い日、私は六甲山に向かっていた。 フリーのカメラマン、暇な時は山に登って、カップラーメンをすすり、コーヒーを飲むのが幸せと思い込んでいるめでたい男である。 六甲山、それは宝塚から須磨まで東西に伸びる稜線の長い山々。様々なコースからバラエティに富む登山が…