46歳で世を去った強烈なインパクトを放つ男の人生『酔いどれクライマー 永田東一郎物語』【書評】

のちに建築家となるクライマー・永田東一郎と著者藤原章生が会ったのは1978年初夏、都立上野高校の山岳部の部室だった。O Bとして部室をのぞいた永田は藤原より3学年上、東大工学部の学生で、東大スキー山岳部員だった。