小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》──民話の誕生に立ち会う|第12回恵比寿映像祭(2020)

2011年に起きた東日本大震災を経て生まれる新たな民話の種として、2031年の岩手県陸前高田市を舞台にして瀬尾夏美が描いた物語『二重のまち』。かつてそこにあった町と、嵩上げ工事後に造られた町。いずれもを知らない4人の旅人が2018年の陸前高田へ赴き、その土地の人の話を聞き、対話を重ね、物語を朗読する。「聞く」「…