高さ10mの防潮堤越えた…「津波防災の町」の誤算[記憶]<1>

【読売新聞】 東日本大震災には、多くの人の心をさいなみ続ける特異な一面がある。生き延びたことの後ろめたさ、だれかの命を奪い、傷つけたかもしれないミス、準備不足、想像力の欠如、落とし穴……。苦い記憶を引きずってきた被災者や当事者が、1