吉田ジョージの吉田屋帝国
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800字小説『名古屋テレビ塔のある風景。』吉田ジョージ
『名古屋テレビ塔のある風景。』吉田ジョージ 2015年、まだ北風の冷たい2月、僕は初めて登ったテレビ塔の展望台からオアシス21を見下ろしていた。こんなにゆっくり眺めたのも初めてだ。透き通ったブルー、楕円のお皿。名古屋にあって中々にエキセントリックな建造物だと思う。この景色を春からは、小学生になる息子…