文楽『鬼一法眼三略巻』@国立文楽劇場10月29日昼の部

この演目、それも「菊畑」の段は歌舞伎で観たことがあるが、文楽では初めてである。歌舞伎でも文楽でもこのような通しで演ることは珍しいと思う。通しで観て、やっとこの源氏の再興にまつわる話の全体像が掴めた。歌舞伎では「奥庭の段」とよぶ「菊畑」を観たのは平成5年11月、京都南座で、歌舞伎をみ始めた頃だった。鬼一…