全自動お茶汲みマシーンマミコと他人の夫

あ、と言われてげ、と思った。 ここはアウトレットモール内のカフェ。ひとりで休憩していたマミコの隣の席にやってきた夫婦。声を出したのは夫の方で、今それを悔いているであろう彼は、マミコの会社の営業部長・セリザワさんだった。 仕方なくマミコは立ち上がり、明るい声を意識して言う。セリザワさんじゃないですか。…