ゆらゆらタユタ
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ダイヤモンドは傷つかない
「結婚する」と言ったとたん、目の前のナオミが小さく息を呑むのがわかった。頭に浮かんだであろう「なんで」を飲み込み、彼女はサラリと笑顔をつくる。「おめでとう!」 ナオミとわたしの出会いは中学校だから、付き合いはもう20年になる。当時は特別親しいわけではなかった。けれど卒業してから、ひょんなことをきっかけ…