口裂け女とTOKYO HUNTING DAYS / Chapter2:さよならサンタさん(2)

(前回の話はこちら) 夜、千紗は遅れずに事務所に現れた。わたしたちは電車で高円寺に向かった。茶色いバッグを肩から下げた千紗は、わたしが背負った黒いリュックをじっと見つめている。 「何?」「あんたって鞄持ってたんだ」「うざ」今日は週刊誌の記者設定だから、手ぶらで行くわけにもいかない。リュックの中には名刺…