日本のナショナリズム、若者の生きづらさ〜小熊英二時評集「私たちはいまどこにいるのか」その2

その1「戦後日本社会の転換点と『1975年体制』」に引き続き、この本で特に印象深く感じたふたつの点についてメモします。 日本のナショナリズムまず、ナショナリズムがなぜ人を引きつけるのかという根本的な疑問について。いや、私自身もなんとなくその「魅力」はわかるんですが、うまく言語化できないのです。それを小熊…