正法眼蔵第三「仏性」巻の現代語訳と原文 Part④

無仏性とは「仏性がない」という意味ではない。 仏性とは「有る」とか「無い」といった相対的判断でもって理解するものではない、ということを示すために、「有でもなく、また無でもない」の意で「無」と表現したものと思われる。 有無を超越した絶対無としての「無」ということである。 しかしながら、有るのでもなく、ま…