禅の視点 - life -
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浜までは 海女も蓑着る 時雨かな ~滝瓢水の句におもう~
江戸中期の俳人に、滝瓢水(たき・ひょうすい)がいる。 船問屋の息子として生まれた瓢水は若くして俳諧の才を発揮し、後に人口に膾炙するほどの秀句をいくつも残した。 「浜までは海女の蓑着る時雨かな」はその1つだ。 ただし瓢水は放蕩息子という意外な一面でも有名で、家産を食い潰した異色の俳人として知られている。 …