『修証義』第四章「発願利生」を現代語訳するとこうなる ~人の幸せを願う~

『修証義』の第二章「懺悔滅罪」、第三章「受戒入位」は、悟りを求める修行の在り方を説くものであった。今回みていく第四章「発願利生(ほつがんりしょう)」はそれらとは少し趣きが異なり、自分ではなく人の幸せを願う生き方が説かれている。 仏教には「上求菩提(じょうぐぼだい)下化衆生(げけしゅじょう)」という言…