“絶対に減らない”万引き犯罪を追い詰めた元電気工事業者の執念

 およそ14年前の2009年のこと。当時、広島県で電気工事業を営んでいたながおか〔現:CIA(広島市)〕の長岡秀樹氏は、ある大手スーパーマーケットに防犯カメラを設置しないかと営業をかけていた。ところが同スーパーの担当者は「万引きなんて絶対になくならないよ」と、あきれたように冷笑を浮かべた。