柿本人麻呂「古の 人の植えけむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし」〜春を知る心、杉に霞たなびくまなざし

古(いにしえ)の 人の植えけむ 杉が枝(え)に 霞(かすみ)たなびく 春は来(き)ぬらし 古人が植えた杉の枝に霞がかかる情景を通じて、春の訪れを感受した一首。自然と人の営み、そして時間の連続をしみじみと詠んでいる。 現代訳 昔の人が植えたのであろう、その杉の枝に、霞がたなびいている。どうやら春がやってきた…