大和ふるさと手帖〜奈良だより
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雄略天皇「籠もよ み籠持ち」早春の妻問い〜万葉集のはじまり、恋が生まれた丘
籠(こ)もよ み籠(こ)持ち ふくしもよ みぶくし持ち この丘に 菜摘ます児 家聞かな 名告(なの)らさね 空(そら)見つ 大和の国は おしなべて われこそ居(お)れ しきなべて われこそませ われこそは 告(の)らめ 家をも名をも 現代訳 美しい籠を持ち、美しい堀串(ふくし)を持って、この丘で菜を摘んでいる娘さん…