大和ふるさと手帖〜奈良だより
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大津皇子「ももつたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ」〜日常の岸で死を待つ、磐余の池に響いた鴨の声
ももつたふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を 今日のみみてや 雲がくりなむ 現代訳 磐余の池で鳴いている鴨よ。その姿を、私は今日だけ見て終わるのだろうか。このまま雲の彼方へ隠れてしまうように、私はこの世を去ってしまうのだろうか。 歌の意味 この歌は、磐余(現在の奈良県桜井市)にある磐余の池を舞台に、命の終わ…