「醸造安全祈願祭(酒まつり)」〜神の酒を醸す者たち、酒の道は三輪に始まる

大神神社の境内に、朝の光がゆっくりとしみ込んでいく。令和七年、巳年。白蛇を神の姿として祀るこの社にとって、12年に一度の節目の年である。 前日、杉玉の掛け替えに立ち会ったとき、空は一面の雲に覆われていた。一夜明けた14日、空は嘘のように晴れ上がっていた。雲ひとつない。冷えた空気の底で、陽だけがくっきりと…