寝ても覚めても後藤新平

日比谷公園に行く度に、隅田川を渡る度に、後藤新平を思い出さなければいけなかったのだ。 矢内原、新渡戸の植民政策論を学ぼうと手当り次第に両者の全集を中心に読み散らかしている。 後藤新平。こわそうなおじさん、というイメージであまり興味がなかったが、確かに新渡戸を台湾に呼んだのは後藤新平である。一高の植民…