読書メモ『南洋委任統治論』矢内原忠雄

高木彰彦教授の「雑誌『改造』にみられる「地政学」の記述について」には地政学の論文を書いた6人が紹介されているが、その中でも蝋山政道に2頁以上(他は半頁程度)費やされていた。蝋山の地政学にはドイツの地政学の影響があったのだ。 それで以前読んだ矢内原の「南洋委任統治論」を再読した。これは矢内原全集第5巻…