「宗教哲学入門」第九章「宗教批判の批判の哲学」の感想

量義治氏の「宗教哲学入門」(講談社学術文庫)の第九章「宗教批判の批判の哲学」の感想をメモする。 総論 宗教批判の批判を一言で要約すれば「フォイエルバッハやマルクスは宗教を論ずる資格がない」になります。 フォイエルバッハのように神を虚構とみなしているならば、まさに宗教は論ずる価値のないものであり、この批…