こころ遊多加な介護へ
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【作品】「最後の夜」
「最後の夜」 豊田久乃 年老いた父が、まるで小学生みたいな顔をしてスズメを見せにきた。父の手のひらにいたのは瀕死のヒナで、もはや長くはなかろうと思えた。それでも温かい寝床を用意し、砂糖を混ぜた水をたらすと黄色いくちばしをムニムニと動かして飲み始める。数時間もすると鳴き声を上げてピョンピョン歩きまわる…