みそ汁屋

母の妄想がピークになった頃 『向かいの家の女が電柱を登って 2階(父の部屋)に入ってくる』 などと毎日騒いでいた。 たまたま目に入るのが正面の家だから そうなっただけで一切根拠はない。 ある日突然 母は激高してこんなことを言った。 「なんであたしが(前の女が経営していると思い込んだ) みそ汁屋を手伝わなきゃ…