介護のはじまり

小説「恍惚の人」に影響されすぎていたのか 実家に戻ってくる前は介護というと 徘徊 オムツ 昼夜逆転 暴言暴力 みたいな極端なイメージを持っていた。 でも実際には 「ごく普通の生活を普通にこなすこと」 だった気がする。 家族でなければ見過ごしてしまうほどに 少しずつ変わっていく日常。 何かの支払いが遅れたり 電話…