床下の猫

もう壊してしまった実家の造りは 昭和の新興住宅街の流行り。 1階の床板をはがすと土が見えるシンプルなもので 夏は涼しいが冬は底冷えがひどかった。 10数年前だろうか まだ母も元気だったころ 床下が何やら騒がしくなった。 ドタバタドタバタと走り回る足音が響く。 外に出て格子のはまった風抜きからのぞき込むと 小さ…