口唇口蓋裂を受け入れられなかった家族 | ヨミドクター(読売新聞)

 医師として関わってきた多くの子どもの中には、忘れられない子が何人もいます。その中で、最悪の記憶として残っている赤ちゃんがいます。前回のコラムで、障害児の受容は簡単ではないと言いましたが、それが「死」という形になった子がいました。 手術をかたくなに拒否する家族  産科から小児外科に連絡が来ました。先…