文楽 2月東京公演『平家女護島』国立劇場小劇場

鬼界が島に鬼はなく、鬼は都にありけるぞや。 ■ 平家女護島。話を自分の中で整理しよく理解するために、あらすじを追いながらメモを書いていこうと思う。 六波羅の段。 六波羅の清盛館では、囚われの身の俊寛の妻・あづまや(配役=吉田一輔)が気を沈ませていた。平相国清盛(吉田幸助)は上臈を踊らせたりと彼女の気を引…