第171回芥川龍之介賞候補作品 朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』(新潮5月号)を読んだ 感想 レビュー

サンショウウオの四十九日 作者:朝比奈秋 新潮社 Amazon わたしは新潮の方で読んだ。 一人称の作品で、妹(瞬)、父、母、との家族団らんの光景から始まる。語り手は杏という女性。読み進めていくと、突然、杏の一人称のはずなのに、瞬の視点や感情が入る。 いわゆるど素人さんがやる視点の混在である。おいおい、まがりな…