飲みすぎた。朦朧とする頭でぼんやり考える。今何時だ。ここはどこだろう。 うっすらと目を開けて半分だけ体を起こす。カーテンの隙間からほんの少し光が漏れていて、車のヘッドライトが薄暗い部屋をぐるりとなぞっていくのが見えた。隣を見ると規則正しい寝息を立てる君の姿。ああ、またここに来てしまったんだ。後悔と安…