日韓両国の保守政権は、むしろ「日韓の関係」を後戻りさせている。

国交正常化以降で最悪といわれた日韓関係は、尹政権が3月に徴用工問題の「解決策」を示して改善に転じた。首脳同士のシャトル外交の12年ぶりの復活、金融危機時に支え合う通貨スワップの8年ぶりの再開合意など、安保を含む幅広い分野で関係の正常化や復元が進む。 歓迎すべき動きだが、一方でなぜそこまで関係が悪化し…