ヤマト王権独自の「贄」

「贄(にへ)」とは、神に供える捧げ物、天子に献上する魚や鳥などの食物を 意味し、神と首長が新穀を共食する新嘗(にひなめ)と関係します。 『日本書紀』に「にはのあひ」→「にはなひ」とあります。 「贄」は律令制度が導入される前からのヤマト王権独自の制度とされ、 「新嘗祭」は皇極天皇の時代から始まったと伝えられて…