<2613>「『1Q84』~大塚環と牛河利治(1)」

私は本読みではあるのだが空想に弱い。 現実には起こり得ないこと、起こる可能性の低い物事が次々に重なっていくと、段々と興味が薄らいでしまうのだ。 恐らくあの大ブームのなかで当時中学生だった私がなんとなくハリー・ポッターにハマり切れなかったのもそういうところがあったのだろう。 同じ理由で、1Q84のメインスト…